修理完了後1000マイル走ったので、一応ここで慣らし完了とします(と言っても、慣らし後半はそれなりに回して高負荷運転してますけど)。
前回のエントリーからだいぶ間が空いちゃったけど、そのあいだ何もなかったわけではないです。細かい問題点が現れては消え、という感じなので、脊髄反射で「こんな現象が! どうしよう!」みたいに大騒ぎしても、翌日には「ごめん、勘違いだったかも。テヘ」みたいなエントリーの連続になりそうで、いちいち書かずにある程度まとまってから書こうと思ってました。馬鹿だと思われそうだし。 まぁでもこのブログは、そういう素人の一喜一憂を馬鹿丸出しで書くところがいいところかもしれないので、そのあたりのバランスをとりつつ今後とも運営していくつもりです。 ということで慣らしの仕上げに、寺嶋さん主催の福島ツーリングに参加してきました。往復6~700キロぐらいあるので、結構なロングツーリングとなります。 前回のエントリーでだいたいの不具合は認識済みと報告しましたが、長時間走ると普段は気にならないところが気になることもある。今回気になったのはギア抜けの症状。 1速で発進して2速に入れると飛び越えて2.5速に抜けてしまう。もしくは2速になって数秒走ったあと、ちょっと間をおいて2.5に抜けてしまう。こんな感じの症状。 まぁたまに起こるのなら全然問題ないんだけど、修理の終わったTR6C、なぜかこれが頻発する。ロンツーだとこれがまたものすごいストレスに。 このバイクのクランクケース、結局70年のケースが入手できずに72年のケースを使ったのですが、70年と72年ではミッションのセレクターカムプレートの形状と、そのカムプレートが回りすぎたり戻ったりしないように押さえつけるバネの構造が全然違う。 70年までは、普通のコイルばねを内蔵したインデックスプランジャーでカムプレートを押さえつけてるんだけど、72年では単なる板バネを2枚重ねにして直接カムプレートを押さえつける構造に変更されている。 おそらく単にコストダウンを狙った仕様変更だと思うんだけど、特に作動が優秀というわけでもなく、逆にトラブルも多かったのでしょうか、この板バネ方式は1~2年で消えて、何事もなかったようにまたプランジャー方式に戻ったそうです(根田談)。 福島からの帰り道はずっとこの問題について考えながら走っていたのですが、いま自分で思いつく対応策はふたつ。 ひとつは板バネの角度をキツくして、より強くカムプレートに当たるようにする。もうひとつは板バネの枚数を増やして、より強くカムプレートに当たるようにする。いまのところ、これぐらいしか自分では思いつきません。 たぶんどちらの方式でも微妙にバネとプレートとの当たり面の位置がズレるはず。それがさらなる問題を呼ぶことになるかは、実際やってみないとわかりません。 ということで、この問題もキチンと解決したいと思っているので、近いうちに作業の結果報告をします。
by motorshack
| 2013-06-04 14:31
| TR6C日記
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