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Handlebar without Lug

新しいクラッチケーブルを作りにトリニティーへ。ついでにブレーキケーブルも新調。今回はどちらもアウターから作ったから、レバーが軽い軽い。

ハンドルもあらかじめ買っておいたラグ無しの普通なバーに換装。僕の手が小さいせいか、レバー位置は高いほうが握りやすくて好みなんだけど、以前のハンドルはレバー位置だけを変えられなかったから、レバーを上げるとハンドル自体が回転して今度はグリップ位置が下がってしまい、ポジションもイマイチだしバイクのシルエットも締まらなかった。今回はどちらも自分好みに出来るので問題無し。やっぱ最初からこっちのハンドルにしとけば良かった。

あとは車載工具を入れるバッグも買った。車載工具の収納方法についてはさんざん悩んだけど、まずはフェンダーバッグを試してみることに。買ったのはモトクロスやエンデューロ系ブランドの現行製品で、素材はナイロン。ヘビーデューティーなゴツいジッパーがついてたり今風のエクストリームなロゴがプリントしてあったりで、旧車的にこれは普通「無し」なんだろうけど、僕はすごく気に入った。このバイクによく似合うと思う。一応試走したけどガッチリ固定されていてズリ落ちることもなかったし、ステアリングにも特に影響は感じなかった。

今回は丁度インナーケーブルの残りが足りなくて予備のケーブルは作れなかったんだけど、あとは予備ケーブルを車体のどこに格納するかだけだなー。丸く束ねてシートの裏に固定できないかな。シートはボルトでガッチリ固定されてるから(しかも外しにくい)取り出すのがメンドイけど、滅多に切れるもんじゃないしね。
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by motorshack | 2012-01-29 10:04 | B40ES日記

Clutch Cable

換装したコンセントリックのインシュレーターやホース周りを思案しながら弄っていると、車体周りをジッと観察していた本角さんが、作業していた僕に「このクラッチケーブル、ヤバくない?」と一言。

このB40、もともと付いていたトラのウェスタンバーを、当時のオリジナル風なラグつきのバー、つまりレバーのホルダーがあらかじめバーに溶接されているものに換装したんだけど、ホルダーとケーブルアジャスターの相性が駄目駄目で、クラッチを握るたびにアジャスターの内径部分にワイヤーがギリギリと(まではいかないけど若干)干渉していた。さらにこのハンドル、スタイル的にはシンプルで気に入ってるんだけど、ハンドルの角度とレバーの角度が固定されちゃってるので、ポジション的にも不本意な状態。
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近々普通のバーに戻そうと思ってるけど、まだハンドル換えてからそんなに走ってないし、ヤバそうではあるけどワイヤーはまだまだ切れないでしょ、的な言い訳をひとしきり本角さんに披露してから10数時間後、距離にして10数キロ後、朝の通勤途中にクラッチを握った瞬間、「バチン!」というあの音が。仕事場まで歩いて10分程度の距離だったので、いったんバイクを歩道に置いて仕事場へ。さてどうしようか……

トラは予備のケーブルをシート下に車載してるけど、B40は車載スペースがまったく無いので持ってない。それどころか今日は工具すらまったく持っていない。エンジン絶不調時にはプラグやプラグソケット、プライヤーレンチやドライバーなど最低限の工具はカバンに入れて持ち歩いていたが、「よっしゃ、おれのB40直った。最高」という慢心から本日は完全に手ブラである。情けない。原付スクーターですら車載工具を積んでいるというのに、車載スペースがどうしたこうしたという言い訳しか出てこないあたり、旧車乗り、英車乗り、いやバイク乗りとして完全に失格である。

というボンクラな状況をTwitterでボヤいていると、ありがたいことに池田さんや荒木さんが心配してアドバイスやらサルベージに行こうかと声をかけてくれる。しかし誰かに助けを求めるのは最後の手段。最悪押して飛び乗り続ければ何とかなるさ、仕事が終われば夜だし車も少ないし寒いし体も暖まって丁度いいだろ。とか考えていたら帰宅直前に寺嶋さんから着信が。

「荒木さんから聞いたよ。いま車に工具積んで能登さんとこ向かってるから」

ということでフルセットの工具に予備のワイヤーやらネジ式タイコやら、とても青空修理とは思えない贅沢な環境で応急処置が無事完了。バッチリ自走して家に帰ることができました。みなさん、本当にありがとうございました(修理中の写真は寺嶋さん撮影)。
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by motorshack | 2012-01-25 16:47 | B40ES日記

Amal Mk1 Concentric Premium

前回のローターのキー騒ぎの数日前にキャブを換装していたのを日記に書くの忘れてた。

オリジナルのモノブロックから機能向上を目的とした交換なので、新旧・スタイルのこだわりは無い。ここは思い切ってAmalのラインナップに新しく加わったばかりのプレミアム仕様コンセントリックを選んでみた。

オリジナルのモノブロックは376/280という型番で、口径が1-1/16(27mm)。対応するコンセントリックの口径をトラヴィスの栗崎さんに相談したところ、28mmの928が最適だろうとのこと。

取り付けはスロットルケーブルを作り直したぐらいでサクッと換装終了。今回の換装目的に合わせチョークも取り外す。

始動は一発。928のロットにハズレ有りという事前情報がちょっと心配だったけど、今のところ混合気が原因の際立った不調さは感じないので、この個体は思い切りハズレ、ということはなかったようだ(たぶん)。928のデフォのメインジェットは180番ということだが(オリジナルモノブロックの指定は190番)、口径が上がったせいだろうか、プラグの焼け具合は丁度いい感じで問題無し。エアスクリューも1回転戻し程度で安定中。

正直プレミアムならではという差は、いまのところ実感することが出来ないが、少なくともアイドリングは遥かに安定するようになった。あとはサイドスタンドで自立させたとき、ストールせずにアイドリングするというのが地味に嬉しい。

吸気側ロッカーキャップとキャブレターの干渉具合、インシュレーターの厚みとスタッドボルト長の関係上、いまはファンネルを装着してるけど、機関部オーバーホールの時にでも、いい塩梅のバランスをとって何とかエアクリーナーも装着できるようにしたいと思う。
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by motorshack | 2012-01-19 18:31 | B40ES日記

Alternatorその後

前回のローター交換で発生した謎の失火。事前にタイミングライトを購入し、万全の体制で検証と修理に臨む。

失火の原因を探るとなれば、電気だけでなくキャブも疑わなくてはならない。榎本さんから混合気の薄さが原因ではないかという指摘を受け、自宅に戻ってからニードルの段数変更、メインジェット拡大など、何度かセッティングを換えながら試走するも、失火症状に直結するような変化は見られず。

しかし購入したタイミングライトを繋いでエンジンをかけてみると、失火時にストロボが明滅しない。つまりプラグコード自体にパルスが発生しておらず、失火の原因は燃焼室内の現象ではなく、完全に電気が原因という切り分けが修理前の検証で可能になった。

ここまでくればあとは電装系の再チェックしか無い。最悪元のローターに戻すしか手は無いか…… と思いつつ、オルタネーターを露出させるためにオイルを抜きプライマリーカバーを外すと、ポトリと小さな金属片がケース内に落ちてきた。薄く切ったカマボコのような半月形の金属片、なんとローターをクランクシャフトに固定するためのキー。つまり前回ローターを換装したときのキーのハメ合いが悪く(弱く?)キーが外れてしまっていたという、とんだヒューマンエラー。ダサすぎる…… 相談した皆さんごめんなさい……

クランクシャフトと完全同期で供回りしないといけないローターが、回転負荷をかけるとクランクシャフトの回転についていけず座標のズレが発生していたらしい。エナジートランスファーの場合、本来ポイントの点火タイミングに合わせてステーターの鉄芯前をローターの磁石が通過し電気を発生させるわけだが、そのタイミングがズレれば、当然イグニッションコイルからスパークプラグに高電圧の電流は流れない。

再度念入りにキーとローターを装着、ナットに高強度のロックタイトを塗ってクランクシャフトに締め込む。落ち着いてエンジンをかけてみると…… 失火すること無くエンジンが回る!

今回は作業者である僕の単純なミスだが、幸いだったのはロックの外れたローターが暴れて、ステーターやクランクシャフトなどの最重要パーツを破壊しなかったことか。さらに副作用として、遅角側に進角を振ると何故か発電タイミングのズレに対して鈍感になる、というデータも得ることが出来た。理屈はサッパリ解らないけど。

せっかくプライマリーを開けたのでついでに点火系を総点検。ポイントをペーパーでならしギャップを0.15インチ(約0.38mm)に調整。コンタクトブレーカーハウジング内のコードの取り回しも整理する。ガバナーも取り外し分解清掃、高粘度のルブを差して動きが渋くないか動作チェック。タイミングライトで照らすと進角し始めるタイミングが若干早い気がしたので(つまりガバナーの羽が遠心力に負けて開き始めるタイミングが早い)、スプリングも新品に交換。スプリングはノートン純正のものだが巻き数や形状なども同じなのでほぼ互換パーツだろう。エンジン回転数に対する遠心力自体はどんなバイクだろうと同じなので、ガバナーの羽、ボブウェイトの重量で開くスピードをコントロールしているはず。最大進角も念入りに合わせてカバーを閉じ、エンジンオイルと同じ20-50のプライマリーオイル140ccを注ぐ。

ドキドキしながら試走してみると、失火は起こらない。無事に解決したようだ。

とりあえずこれで購入以来の電気・吸気系の問題、最悪の始動性とアイドリングのハチャメチャさは一応収束した。もちろん多少気になるところはあるが、これぐらいはトラブルというより個体の癖といえる程度の症状。なんとか普通に乗れる程度には調子が出ていると言っていいと思う。

機関や車体といった機械部分のヘタリは、比較的やればやるだけ良くなるという結果が伴う気がするので、まずは原因不明のトラブルで詰みやすい電気と吸気を直したかった。オーバーホール後にエンジンが全然かからないとかアイドリングが全然安定しなくて残念、というのは心がポッキリ折れるというか覇気を奪われるので。

今後は調整程度でしばらく乗って、やる気が充電できたら機関部オーバーホールに臨もうかと思う。もちろんトリニティーがあるうちに……

写真はハウジング内のガバナー。最大進角時のガバナー位置のメモとして。
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by motorshack | 2012-01-14 17:57 | B40ES日記

Triumph TR5MX

トリニティーの講師である根田さんの愛車、Triumph TR5MXと一緒にパチリ。トライアンフブランドで発売されたTR5は、グループ企業であるBSAのB50と中身も外装もほぼ一緒(たぶん)。

この日初めてTR5に乗せてもらったんだけど、カムに乗ってからのトルクと加速感は、基本設計が同じとはいえB40とは全く違う。B40の場合、単気筒らしい低回転からのトコトコ感を楽しめる余地がまだあるが、このTR5はノンビリ走りを楽しむといった性格のエンジンではないようだ。150ccの排気量の差だけではなく、カムプロフィールや圧縮比、二次減速比などの違いからだろうか、B40より遥かに豪快なバイクという印象を受けた。峠を走ったわけではないので車体のフィーリングまでは判らないけど、制動時のフロントの動きだけでもB40とは全く違う良さがある。

根田さんは僕が尊敬しているバイクの師匠(と、僕が勝手に思っている)。整備知識や運転技術にとどまらず、大げさに言うとバイク観というか、もしオートバイと付き合う人生観というものがあるなら、僕はかなりの影響を受けている。そもそも僕は他人の影響をあまり受けないほうだと思っているけど、この歳になってここまで影響を受けるとは思わなかった、というぐらい。一緒にツーリングに行ってもいいよ、と声をかけてもらったときは本当に嬉しかったな。
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by motorshack | 2012-01-14 17:55 | B40ES日記

Alternator

海外に注文していたルーカスのオルタネーターが届いたので連休に換装してみた。

取り付け前にステーターにローターを仮合わせしようと思ったら、ローターの外径がステーターの内径より一回り大きく入らない……

ネットで調べたところ、ルーカスのローターは時期によって直径70mmと74mmの2サイズあり、対応したステーターも前期の内径71mmと後期の75mmの2種類があるらしい(磁石と鉄芯のクリアランスはたぶん0.5mm?)。

エナジートランスファー用ならば全部同じだろうと微妙な品番違いで注文した僕が浅はかだった。しかしここまで深く突っ込んだ仕様になると、もはや誰にも聞くことが出来ないし、売っている連中も正直良くわかっていないと思う(品番の違いを指摘したときに「これでも大丈夫だよ!」とかメールに書いてたし)。まぁこれも勉強代ということで……

B40は後期型の74mmサイズが純正指定、僕の知る限り後期型のエナジートランスファー用ステーターはもうどこにも売っていない(一店だけトラカブ用と称してNOSを販売しているところを見つけたが、もうキッチリ裏を取るまで手を出さないつもり)。人の話では、ステーターの構造上、断線による完全終了以外は経年劣化しづらく、ローターは磁力の低下による経年劣化があるかも、とのこと。多少なりとも発電量の上がる可能性があるならばと、ローターだけでも換装することにした。

結果は良好。テスターでの計測値も電圧が上がり、体感的にもエンジンはよりかかりやすくなった。灯火類も明るくなった気がするし、ストップランプが点灯するレスポンスも良くなった(以前はペダルを踏んで0.5~1秒後に点灯というオカマ掘られても文句言えない状態)。

だが組み上げた直後の始動で、中回転域で謎の失火が発生。念のためコンタクトブレーカーのコンデンサーもあらかじめ用意しておいた新品に交換したが、それでも駄目。いくら頭をひねっても原因がさっぱり分からなかったが、ヤケクソでコンタクトブレーカーのプレートを遅角方向(BSAの場合トラとカムシャフトの回転方向が逆のため反時計回り)に回転させると何故か失火が収まった。

ローターを交換しただけで何故進角がズレたのかは謎。推論はふたつ。ひとつはローターに埋め込まれている磁石の位置が指定品番のローターと微妙に違い、発電タイミングがズレた(エナジートランスファーのガバナーのカムは極端に尖っており、点火タイミングが異常にシビアなことは間違いない)。ふたつめは元々ズレていたが、電圧・電流が強くなったことで進角のズレが露呈した。

正直ハッキリとした原因はわからないが、ガバナーのスプリングのヘタりを含め、いずれにせよ進角まわりは近々再チェックをしようと思う。

今回の作業で電装系はほぼリプレイスが完了した。始動性についてはこれがエナジートランスファー、オルタネーター点火のおそらく限界だろう。

写真は交換前の純正指定オルタネーター。品番はステーターがLU47173、ローターがLU554212006 (交換したローターは互換品のLU5420229)。
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by motorshack | 2012-01-10 17:51 | B40ES日記