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120324 西伊豆

始動性もそれなりに良くなり、都内で普段の足に使うぶんには問題無い状態になった。それから1000マイル以上乗ってるし、ココはいつ何が起こってもおかしくないという怪しい箇所も大分減った。

ということでそろそろいいのではないかと思い切って遠出してみた。それでも一応走り慣れてるルートがいいだろうと思い、毎度おなじみの西伊豆は宇久須のやぶ誠まで。

とは言え何が起こるか判らない。今まで高速道路も走ったことが無いし、高負荷の連続運転自体したことが無い。一応プラグやバルブ類の他に、なんかパンクしそうな気がするイグニッションコイルとコンデンサーも持ってくことにした。そもそもエナジートランスファーの電圧・電流制御の仕組みがどうなってるのかサッパリ判ってないのですが……

前日までは雨。予報では朝には止むということだったので、小雨の降るなか出発。ところがこの日の天気予報は完全にハズレ。雨足は強くなる一方、箱根でようやく日が射す始末。まぁ箱根と伊豆で晴れてれば問題無いんですが。帰りも小田原から横浜ぐらいまで普通に大雨だった。

で、肝心のB40ですが、基本的にはノートラブルで最高に楽しかったんだけど、それを書くとただの自慢ブログになるので今回は駄目だったところを。

まずこのバイク、ポジションがクソ。後ろに持ち上がったシート角度や、低く広がったハンドル位置、高い位置にセットされたフットレストのおかげで妙な前傾姿勢を強いられる(本来フットレストに立って乗ることを想定したポジションなのかもしれない)。都内でチョロチョロ走るぶんにはさほど問題にならないが、長距離は相当ヤバい。

あとフロントブレーキもマズい。もともとアタリが均一でないような、タイヤの回転と同期した妙な偏心と、その動きに反応したサスが上下に暴れだす現象は認識していたが、それが道中ものすごいストレスに。都内の信号停止は問題無くても、フロントブレーキを躊躇しながらの下り山道は怖すぎる。シューのアタリ具合やドラムの偏心など、まずはチェックのためでも、すぐにバラしたほうがよさげ。

あとスピードメーターがほぼ終了した。これもトラと同じくスミスレプリカに換装予定。

写真は鴨せいろ大盛りを食べたあと眠くなって休憩した土肥港。この時間帯は快晴だった。
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東京 最高気温9℃ 最低気温6℃
三島 最高気温18℃ 最低気温9℃
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by motorshack | 2012-03-26 03:45 | B40ES日記

Cylinder Head

前回タイヤ交換作業中に発覚したシリンダーヘッドの不具合。初回レストア時の片肺、プライマリー側の不具合と一緒なので、結局2気筒とも同じ手段で対応することに。

まずは初回と同じく根田切込隊長謹製のアルミスリーブを……
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毎度毎度お世話になってますが、今回も上原さんに溶接してもらう。
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ビードが美しい。汚いエキパイ差し込むのがもったいないね。
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排気側ロッカーボックスを固定するためのネジ山が崩壊していたので、ついでにアルミロウで埋めてもらってネジを切り直す。ビクビクせずにトルクをかけて締められるって素晴らしい。

平行してトラヴィスの栗崎さんには、プッシュロッドチューブの上下Oリング、丸断面と角断面を発注。栗崎さんのアドバイスで角断面を2.5mmから3mm厚に変更。

組み上げ、試走、増し締め、という段取りまで済ませてみたけど、とりあえず初期状態ではヘッド周り、プッシュロッドチューブやロッカースピンドルからのオイル漏れは無し。エキパイの付け根から二次エアを吸って片肺だけプラグ焼けすぎ&パンパン鳴り出していた現象も当然解消。

今回僕はあらかじめ下準備していただいたパーツを単に組み上げただけですが、バルブやロッカーを組み直したり、カーボン除去をしたり、ネジ山をキレイにさらったり、もろもろ気になっていたところも一通りチェック出来たりと、大変精神衛生上よろしい作業のうえに、カッチリと決まった修理結果になりました。

協力していただいた皆様、ありがとうございました!
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by motorshack | 2012-03-19 20:00 | TR6C日記

Zen and the Art of Motorcycle Maintenance

TR6Cをレストアしてた頃の日記を、このブログに転載する予定だったけど、転載作業(要はコピペ)が案外めんどくさい。そのまま載せるとちょっとマズい文章もあったりで……

とはいえ、シーズンオフはツーリングのレポートも書けないし、バイクの修理も大したことやってなければ、当然ブログのネタも切れる。ということでネタが切れた時にでもボチボチ転載していこうかと。

今回は、足首を砕いて入院中、ヒマに任せて書いた日記を転載。写真はベッドの上。左上に見えるはマイ車椅子。
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20年ほど前に人文系の出版社が翻訳出版していた単行本の文庫版。単行本のほうは長い間絶版だったので、一時はプレミアム価格が付いていたようだけど、文庫化されたおかげで今では手軽に読めるようになっている。

文庫版の表紙の写真はショベルヘッドだけど、著者がこの本の旅で乗っていたバイクはホンダCB77スーパーホークなので、実際はOHCエンジン。

この本を最初に読んだキッカケは、会社で同じチームの緒賀さんに勧められたんだっけな(彼はバイクには乗らないけど大変な読書家)。表参道の裏手にある精神世界系の本屋にまだ単行本が売れ残ってると教えてもらって、お昼ご飯の後に一緒に買いに行ったんだっけ。

最初はとにかく難しい本という印象だったのと、途中何度か挫折したりもあって、読了するのに結局半年ぐらいかかったんじゃないかな。

読了直後から再読を始めたりして、今ではもう通しで5~6回は読んでると思う。今回の入院でも手元に置いてずっと読み直してる。

難しいと言っても、難度にムラのある構成になっていて、全体の1/3を占めるバイクにまつわる記述に関してはスラスラ読める感じ。

大学教育にまつわる記述や、第四部の殆どを占める哲学に関する考察が難解(というか単に興味が持てない話題で読みづらいだけかも)なんだけど、バイク乗りならこのへんは一回通しで読めば十分だと思う。

僕がバイクをいじり出してから手元に置いて読み返す箇所はだいたい決まっていて、オートバイ修理に関する論理的考察の手法を書いた第二部9章や、「クオリティ」の概念が登場した後、オートバイ修理と心のあり様を書いた第三部24~26章のあたり。

もうこのへんは何度読み返したことか分からないぐらい。オートバイと向き合う際に一番大事なことなんだけど、世の中のオートバイの本には一切書かれてないことが、ここには書いてある。

この本を読んでなければトリニティーにも通ってないと思うし、オートバイ修理だけに限らず、様々なことに、僕はこの本の影響を受けている。

もうひとつ、僕のこの本の楽しみ方を紹介。著者と息子が辿った道を、Googleストリートビューでノンビリなぞっていくのが結構楽しい。入院中か服役中でもなければ、こんな楽しみは見つけられないかもしれないけど……

ローレルから南下してレッドロッジを経由するボーズマンへの迂回路、国道212号線の景観なんて、この本の描写そのままで本当に素晴らしい。もしここをオートバイで走ることが出来たなら、どんなに気持ちがいいだろうか。

今の僕の夢のひとつは、彼らの辿った道をオートバイで走ること。もちろん全走破じゃなくていいから。もし本当に実行するならば、おそらく僕の人生でも最大級のイベントになるだろう。実行可能となる条件を考えても、精神的、肉体的、社会的、金銭的に、チャンスは相当限られたものになるに違いない。当然、何かしらの犠牲も払う必要があると思う。

もし自分が十代や二十代だったら、この本に感銘を受けて旅に出たいなんて思わなかったと思う。自分が四十代になって生まれた動機や衝動だからこそ、大事にしたいと思うのです。
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by motorshack | 2012-03-06 16:40 | その他

タイヤ交換

リアタイヤのスリップサインのあたり、だいぶ溝が浅くなってきたので、タイヤ交換にトリニティーへ。
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すっかり忘れていたタイヤ交換の段取り。一工程ずつ思い出しながらの作業だったけど、特に問題も無く無事終了。

しかし作業終了後、別な箇所が別の意味で終了しているのを確認。
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シリンダーヘッドとエキパイを繋ぐ鉄のスリーブ(アダプター? 正式名称知りません)、アレが何故か緩んでヘッドの中でガタガタに遊んでる。

このバイクのレストア中、ただ一カ所だけ固くて回すのを諦めたネジが、このスリーブだった。熱でカジって固着してるのかとずっと思ってたけど、たぶんロックタイトみたいな接着剤的なもので固められていたのが、熱や振動で崩壊したんじゃないだろうか。

見てしまったからには知らない振りは出来ない。滅入った気分のまま、タイヤ交換からヘッド修理に作業が切り替わり、この日はヘルメットを片手に電車で帰ることに。
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by motorshack | 2012-03-05 00:01 | TR6C日記