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火花が飛ばない

お久しぶりです。

前回更新してから何も無かったわけじゃなく、ツーリングもトラブルもいっぱいあって、書くこともいっぱいあります。

特にツーリングは、5泊6日総走行距離2232km、有料道路は一切使わず、目的地が全長50Kmのロングダートという、ほとんど「ちょっと人格改造セミナー行って滝に打たれてきます」と同インパクトのツーリングをやった。実際似たようなもんでしたが。

こちらはあまりの行程の長さに、普段のツーレポとは違うまとめ方をしない収まらないので、もうちょい時間ください。

ということで、ちょっと時間は前後しますが、今回はツーリングから帰ってきてからのトラブルの話。

ある日、調子良く走っていたら突然イグニッションを切ったように突然のストール。最初はバッテリー絡みかな?と思ったけど、灯火類は全部点いたまま。

プラグを外してキックしてみると、両気等のプラグともまったく火花が飛ばない。

「こりゃボイヤーかコイルがパンクしたかな」

自分は未経験だったけど、まぁよく人から聞く話なので。

だとすれば路上でどうにかなる話ではないし、即レッカーを呼んでとりあえず自宅に運んでもらう。
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ここからが長かった。

まずは替わりのブラックボックスやコイルを周囲からお借りして動作チェック。まだ火花は飛ばない。新旧パーツをいろいろ組み合わせて試しても駄目。もちろんバッテリーは充電済み、ビンビンの状態です。

じゃローターの回転を検知するピックアップか? だがこれを替えても駄目。となると配線絡みか、めんどくさいな……。

その後アースやギボシ、断線箇所など配線もすべてチェックしたが、全部空振り。

何コレ? ここまで約1ヶ月近くかかっている。しかも極まれにだが、時々思い出したように力強く火花が飛ぶという、バイクの神様にからかわれているのではないかと本気で思ってしまう、泣きたくなるような状況。

「すべてボイヤーが悪い。あいつさえいなければすべて丸く収まる」と、ポイント点火に変更という方針転換も考えたが、未解決案件として迷宮入りさせるのも敗北感いっぱいで寝つきが悪い。

自分の力だけではどうにもお手上げと判断、電気の見える男、榎本氏に泣きついたところ、テスター片手に我が家に登場。慎重に配線をトレースした結果、「イグニッションスイッチの抵抗値が怪しい」とのご意見。ためしに直結したところ、見事プラグから火花が飛んだ!

どうもイグニッションスイッチ内部の接点が焼けて抵抗値が上昇(例の過充電が原因か?)、灯火類は問題なく点くけどボイヤーの最低作動電圧にはギリギリ足りていない、という状況だったっぽい(ちなみに過充電は、ツェナーダイオードからティンパニウムに交換することで現在対策済み)。

たぶん僕一人だったら、イグニッションスイッチにたどり着くまでパーツ交換でいくら散財したかわからない。本当にありがとうございました!>榎本さん

その後トラヴィスから栄光のルーカス製イグニッションスイッチとキーシリンダーを購入、換装。無事に解決、修理完了となった。

ただ冷静に考えると、作業コストほぼゼロで出来る直結を、なぜ思いつき実行しなかったのか。考えることを放棄して、もう打つ手は無いと早々に判断した自分が恥ずかしい。心の奥を掘り下げると、榎本さんに期待していたのは、「これはブラックボックスが運悪く連続でハズれたんでしょう。新しいの買えば全部解決しますよ」という一言だった気もする。

ということで今回は、自分の「諦めず徹底的に考える」レベルの低さも痛感した一件でした。
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by motorshack | 2013-10-05 15:42 | TR6C日記